J1 優勝・降格の行方

2012年11月21日 [Jリーグ情報]

J1の第33節の前にJ2のプレーオフの決勝戦もあって、熱い週末になりそうな雰囲気ですね。

プレーオフも気になりますが、それ以上に気になるのがJ1の優勝とプレーオフの勝者と入れ替わりにJ2に落ちるチームの行方です。後者はちょっとネガティブな感じですが、リーグが活性化するためには避けて通れない宿命ですから、目をそらさずに見ていきたいと思います。

優勝争い

優勝争いは完全に広島(勝点58)、仙台(勝点57)の2チームの争いになっています。

しかも、可能性としては広島が次節勝利し、仙台が敗れるようなことがあるとその時点で広島の優勝が決まります。

数字的には首位の広島を破った浦和、磐田を下した名古屋(ともに勝点52)も可能性がありますが、条件としては残り2節のを連勝は必須でその上で、広島が連敗、仙台が1分け以下(勝点の積み上げは1のみ)。

しかも得失点差が広島が[+25]、仙台が[+21]あるのに対し、浦和が[+5]、名古屋が[+2]しかないため、2試合で20点近い得失点差を稼がないといけないため、どう好意的に考えても現実的ではないと思います。

→ACL圏内の3位争いとしてみるとまた違った楽しみはありますよ。

ということで、残り2節の広島、仙台の対戦相手の確認を

【第33節】
広島 vs C大阪(ホーム)
仙台 vs 新潟 (ホーム)

【第34節】
広島 vs 神戸 (アウェイ)
仙台 vs FC東京(アウェイ)

すべてボトム10(第32節終了時点)との対戦ですか、、、普通に考えれば両チームとも2連勝してもおかしくない対戦相手といっていいと思います。ただ、FC東京以外のチームは残留争いの真っ只中にいるので、相手が優勝争いをしているチームでも必死で勝ち点を取りにくるはずなので、簡単な試合はひとつもないですね。

広島は前節慎重になりすぎてゲームの主導権を奪われたし、仙台も2点のリードを守りきれなかったなど優勝のプレッシャーなのか、本来の力を出しきれていなかった部分もあるので、ほんと結果はわかりません。

今期の展開を考えると最終節までもつれ込むのは必至かなと思っています。

降格争い

優勝争い以上に混沌としているのが、J2への降格争い。数字上でまだ可能性が残っているのはC大阪、鹿島、大宮、神戸、G大阪、新潟の6チームで、残る2つ椅子(不名誉ですが)を争っています。

チーム数が多いので対戦相手の確認はしませんが、ここからの条件を少し見てみます。

まず17位の新潟(勝点34)は次節に勝利できなかった時点で15位の神戸の勝点「39」を最終節に勝利しても超えることができなくなるため、16位以下が確定し降格が決定します。

次節で16位のG大阪の降格が決まる条件は、G大阪が敗れて、神戸が勝利し、大宮、鹿島が引き分け以上の結果だった場合のみで、G大阪が勝点「1」以上手にすることができれば最終節までもつれ込みます。

勝点差が詰まっている降格争いで鍵になるのは「得失点差」

対象の6チームの得失点差はこのようになっています。

C大阪[-3]
鹿島 [+4]
大宮 [-9]
神戸 [-7]
G大阪[+3]
新潟 [-9]

得失点差がプラスなのは、鹿島とG大阪の2チームのみで、それ以外はマイナスになっています。もちろんこの後の試合の結果次第のところはありますが、現時点で得失点差のマイナスが大きい大宮、神戸は勝点をいかに積み上げるかがポイントになると言えます。

得失点差の視点で見るとG大阪はあと一つ勝利し勝点「3」を手にすると一気に楽になる感じです。

いずれにしても降格争いも最終節までもつれ込むのは必至ですから、最後の最後まで目が離せないシーズンになりそうです。

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