2012年9月30日（日）に開催されてJ2 第36節は台風17号の影響で、湘南vs熊本、徳島vs京都、松本vs岐阜の3試合が延期と昇格争いにも水を指す結果となっていますが、現状の結果を元に「暫定」ではありますが、昇格争いの展望を。
首位を走る甲府はプレーオフ候補の栃木との対戦でしたが、ロスタイムにダヴィが決めて劇的な逆転勝利をおさめ、リーグ優勝＆昇格へまたもや前進しました。
一方の栃木は勝点が伸ばせなかったため、順位は変わらず9位のまま。ただ、上位にいる千葉、山形、東京V（ここは直接対決）、横浜FCの4チームが引き分けて勝点を伸ばせななかったため、勝点差は大きく開かないままとなりました。
そして、上位9チームの中で甲府の他では唯一勝利した大分が勝点を「61」を伸ばし、台風で延期になった京都を抑えて3位に順位をあげています（もちろんこの順位は暫定ですけど）。
試合が延期になった2チームの順位をみると、湘南が2位、京都は4位と上位にいます。ただ3位の大分から9位の栃木までの勝ち点差は依然「5」しかないことを考えると、延期の試合結果はかなり重要になってくることは間違いないです。
［2012年10月2日追記］
10月1日に延期になった湘南vs熊本が開催され、1-2で熊本が勝利したため湘南の勝点は変わらず「63」のままになっています。
今後の展望
延期試合の結果次第の部分はまだありますが、この後の6試合の組み合わせを見ると、甲府は38節の湘南戦が大きなヤマ場になります。
2位の湘南は38節で甲府、次の39節では千葉と上位対決が控えているので、ここをどう超えるかがポイントになりそうです。
3位の大分は37節で横浜FC、38節で千葉との対戦を控えています。この2戦をきっちり勝っていくと後半かなり楽になりそうな雰囲気です。
4位の京都は37節で栃木と対戦したあとは、下位チームが続くので取りこぼしをしないことが鍵になってくると思います。
5位の千葉は38節では大分、39節では湘南、40節では山形と上位対戦が続きます。チーム状態は決していいとは言えないので、ここが超えられるかが6位にとどまれるかが鍵ですね。
6位の東京Vは39節で栃木、41節で横浜FCと対戦がありますが、それ以外は下位チームとの対戦なので、勝点を積み上げやすい感じはあります（そんな簡単じゃないのはここまで見ていればわかりますけど)。
7位の横浜FCは37節で大分と対戦したあと、41節の東京Vまでは下位チームとの対戦になるので、大分戦ももちろんですが東京V戦までいかに勝点を落とさないかが鍵になりますね。
8位の山形は終盤になる40節に千葉、41節に大分戦を残しているので、その前39節までにしっかりと勝点を伸ばして置かないとかなり厳しくなってくると思います。
9位の栃木は37節が京都、39節に東京Vと対戦したあとは下位チームとの対戦になるので、この2試合をいかにクリアするかでプレーオフへの道が見えてくると思います。
もしかするとがあるかも、、、
上位の対戦表を見ていてちょっと気になったのが、10位～12位の勝点「52」トリオの北九州、岡山、水戸の3チーム。
対戦表で上位陣との対戦数を見ると、北九州が「4」、岡山が「3」と多く残しています。また逆に水戸は「0」と上位陣との対戦が全くない状態になります（この3チームの直接対決はあります）。
上位陣との直接対決は勝点を縮める大きなチャンスですし、J2の各チームの力の差を考えると北九州の4戦全勝も夢物語ではなく実現可能なものにも思えますから、もしかするともしかするとがある可能もまだ否定できない状態です。
あと、上位陣との対戦まったくない水戸も勝点を積み上げやすい状況いることは確かなので、上位陣がバタバタと敗れるor引き分けて勝点が伸ばせなかったらありそうな雰囲気です。。。
まあ、勝点「52」トリオがここから6位に入るのはかなり難しい状況なのは間違いないですけど、残り6試合の時点で12位のチームまで昇格の可能性があるプレーオフは盛り上がってくると思いますよ。
