Jリーグ開幕の前哨戦ともいえる、昨年のJリーグ王者と天皇杯の覇者が対戦するFUJI XEROX SUPER CUP 2013を観戦してきました。
試合結果は前半29分に佐藤寿人が決めたファインボレーの1点を広島が守り切る形で、1-0で広島が勝利。リーグ開幕に向けて弾みをつけた感じです。
確かにゴール自体は佐藤寿人の個人能力の高さが際立ったものですが、クロスを上げたのがボランチの青山敏弘、そして佐藤寿人にフリックでボールを落としたのがセンターバックの水本裕貴と、守備の人がオーバーラップしたからこそ生まれたゴールでした。
ゴール前にディフェンスが上がってこれるというのは、チームとして組織がしっかりとしていることもそうですが、お互いの信頼関係もしっかりとできていないと難しいものですけど、それがすでにできているのは昨年と同じメンバーが多く、チームとして完成度が増している証拠だと思います。
一方の柏は、セットアップではゴールに迫るプレイがいくつかありましたが(ジョルジ・ワグネル、レアンドロ・ドミンゲスといったいいキッカーがいるのは大きい)、流れの中では今ひとつ形が作れていなくて、まだまだ連携を高める必要があるように感じました。
実際、ボールを奪われるたびにレアンドロ・ドミンゲスがかなり苛立った仕草をしていたので、思うようなサッカーが展開できていなかったのだと思います。
攻撃面では確かに課題が残った試合ですが、今年から取り入れている3バックは得点シーン以外は大きく破綻するようなこともなく、悪いなりにも最少失点で抑えることができているので、チーム力は高いといえます(バックアップに若干不安は残しますが)。
何はともあれ、FUJI XEROX SUPER CUP 2013が終わると1週間弱でJリーグの開幕を迎えるので、今年はどんなドラマが展開されるか楽しみにしつつ、toto予想をやってききたいと思います。